マキイマサルファインアーツの小西修展が妖しい


 東京浅草橋にあるマキイマサルファインアーツの小西修展が何か妖しい(10月2日まで)。小西は1956年京都府生まれ、1985年に東京芸術大学大学院美術研究科を修了している。はじめ映画等の特殊メイク、特殊造形の会社に入り、1997年に独立して会社を設立、特殊メイクと並行してオブジェ制作を行っている。2003年に外苑前のトキアートスペースで個展、その後何回か個展を開いている。

 今回は女性のお尻のオブジェだ。実際の女性たちのお尻から原寸大で型取りしている。女性たちのお尻がこんなに個体差があるなんて知らなかった。こんな風に後ろから見たとき、お尻と女性器がこんなに近いことも意外だった。いったい今まで何を見ていたのだろう。
 とても興味深い造形なのだが、やはり羞恥心か身についた礼儀なのか、あるいはmodestyな性格のためか、凝視することは能わなかった。
 もうあまり日がないが、日曜日も開廊しているから、男性諸氏に見ることをお勧めする。
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西修(Shu Konishi)展「〜名もなき花たちへIII〜」
2012年9月21日(金)〜10月2日(火)
11:00〜19:00(最終日〜17:00)会期中無休
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マキイマサルファインアーツ
東京都台東区浅草橋1-7-7
電話03-3865-2211
http://www.makiimasaru.com