サブリミナル効果というヤツ

mmpolo2007-03-15




サブリミナル・マインド―潜在的人間観のゆくえ (中公新書)
 リブロポートから発行されたウィルソン・ブライアン・キイ著「メディア・セックス」という本や、下條信輔「サブリミナル・マインド」(中公新書)によると、テレビコマーシャルや映画に瞬時はめ込まれたイメージや、ポスターや雑誌に隠して挿入されたSEXなどの文字に視聴者や読者が無意識のうちに反応して、制作者の思うようにコントロールされるとあった。サブリミナル効果という。視聴者が気づかないほど効果は上がるという。どこまで本当かとも思ったが、現実に日本でもテレビ局の世界では規制されているようだ。
 映画の映像の中に0.003秒ほど「コークを飲もう」というメッセージを入れたら、映画館でコークの売上げが58%増加したという実験があったそうだ。雑誌広告のモデルの写真にSEXという文字を書き込んで、その結果無意識のうちに強くメッセージが植え付けられたという。
サブリミナル効果は潜在意識、意識と潜在意識の境界領域に刺激を与える事で表れるとされる効果。ただし科学的に証明されてはおらず、その効果を疑問視する心理学者も多い。映画やテレビ放送などでは実在するものとして、その実施は禁止されている。」(ウィキペディアより)
 私鉄の駅にポスターが貼ってあった。ミニスカートをはいた若い娘が大きく写っている。彼女の胸に重ねてキャッチコピーが「新垣結衣、2回目いきます。」とあり、足元に「支えようよ。若い力で。/春の献血。」とある。この「春の献血」という文字が赤くてとても大きいのだが、実際にポスターの前に立つと意外に眼につかなくて、胸に重なるコピーの方が目立っている。
 これもサブリミナル効果を狙っているんだろうかとふと思った次第。いや、ほら「2回目いきます」って、まさかね。