東京内幸町の帝国ホテルプラザのTAKU SOMETANI ギャラリーで須田日菜子展「空間のひげ」が開かれている(2026年1月11日まで)。須田日菜子は2023年東京藝術大学美術学部油画専攻を卒業している。2019年にJINENギャラリーで初個展、以来そこで20、21、22年と個展を続けてきた。グループ展ではギャラリーTOEDにも参加していた。
TAKU SOMETANI ギャラリーのホームページから、
主にスプレーや綿布、廃材など既製の素材を組み合わせながら絵画構成をしている。
これらの素材は、描く行為を支える物質であると同時に、絵画の構造を形づくる要素でもある。
画面に現れる人体は、個人を示す記号を欠いた匿名的な存在として描かれ、関心は「人物像の表現」ではなく、「身体という存在の在り方」そのものに向けられている。須田の絵画において、身体とは物語の主体でなく、ただそこに在るという出来事として立ち上がる。






驚くことに須田日菜子は大きな段ボールにガムテープらしきものを貼ったような作品を展示している。ここまで尖がった作品を見るのは久しぶりだ。JINNENギャラリーの個展は2019年と2020年を見ているが、特に印象には残っていなかった。こんなに面白い作家を見逃していたなんて、自分の不明を恥じるものだ。
TAKU SOMETANI ギャラリーは企画ギャラリーなのに、時々ぶっとんだ作家を取り上げている。みょうじなまえの初個展もここだった(まだ浅草橋の画廊だったけど)。
その後浅草橋から外苑前に移転し、最近内幸町の帝国ホテルに移転してきた。次はどんな作家を取り上げるのか楽しみだ。
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須田日菜子展「空間のひげ」
2025年11月14日(金)-2025年1月11日(日)
12:00-19:00(水曜・木曜休廊)
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TAKU SOMETANI ギャラリー
東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルプラザ東京1階