東京銀座のうしお画廊で大沢昌助展が開かれている(9月27日まで)。
大沢昌助(1903年 - 1997年)は、昭和・平成の日本の洋画家。戦後二科会再建時の創立会員。80歳を過ぎてソフトライン、水平線シリーズなど簡潔で色彩豊かな独自の抽象絵画を確立した。東京都庁に壁画がある。(Wikipedia)









今回は遺族所蔵の版画と水彩の作品を展示している。さすがに良品揃いだ。お孫さんの話が聞かれた。93歳で亡くなったが、亡くなる前日まで客と話をし、羊羹の切り方が薄いと文句を言っていたという。医者から甘いものを控えるように言われていたので家族は甘いものを摂りすぎないように注意していたというが、亡くなったあと部屋のあちこちから隠していた羊羹が見つかった。火葬の時、お棺に虎屋の羊羹を入れたという。
それにしても品の良い作品群だ。人柄が作品に現れているのだろう。
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大沢昌助展
2025年9月16日(火)-9月27日(土)
11:30-19:30(最終日17:00まで)会期中無休
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うしお画廊
東京都中央区銀座7-11-6 GINZA ISONOビル3F
電話03-3571-1771