東京銀座のうしお画廊で淀井由利子展が開かれている(3月11日まで)。淀井は東京生まれ、武蔵野美術大学大学院油絵科を修了している。個展はみゆき画廊で行っていたが、みゆき画廊が閉廊後はうしお画廊で開いている。
とくに大作が見ごたえがある。その作品を淀井は象の糞から作られた紙に描いているという。ネットによると、象の糞から作る紙=エレファントペーパーはタイのチェンマイの特産ということだ。木を一切使わないで象の糞から繊維質を抽出するエレファントペーパーは環境にやさしい紙だという。
しかし、その素材を別にして、淀井の作品は見飽きない美しさを示している。会期が少なくなってしまったが、足を運ぶべき個展だと思う。
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淀井由利子展
2023年3月6日(月)-3月11日(土)
11:30-19:30(最終日は17:00まで)
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うしお画廊
東京都中央区銀座7-11-6 GINZA ISONOビル3F
電話03-3571-1771