東京銀座のギャラリーせいほうで櫻井かえで彫刻展「ラクダと観覧車と魚のなる木」が開かれている(3月10日まで)。これがとても面白い。櫻井は1974年東京都生まれ、2002年に武蔵野美術大学造形研究科美術専攻彫刻コースを修了している。2001年にギャラリーせいほうで初個展、以来せいほうで何度も個展を開いている。
以下、小品
画廊には大きな木彫が展示されている。まず馬かと思ったらラクダだった。もう1点は魚のなる木、その他小品もユーモラスで面白い。
しかし何よりも「ラクダと観覧車」と題された大作が面白い。ラクダをこのような形でとらえた櫻井の感性がユニークで優れている。そのことは奈良美智の凡庸な「彫刻」作品と比べればよく分かる。
紹介するのが遅くなり、会期が今日1日しかないのが残念だ。ぜひギャラリーまで足を運んでほしい。
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櫻井かえで彫刻展「ラクダと観覧車と魚のなる木」
2023年2月27日(月)-3月11日(金)
11:00-18:30(最終日17:00まで)日曜休廊
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ギャラリーせいほう
東京都中央区銀座8-10-7 東成ビル1F
電話03-3573-2468