ギャラリー檜Fのシマヅヨウ彫刻展「肉的な感じ」を見る

 東京巨橋のギャラリー檜Fでシマヅヨウ彫刻展「肉的な感じ」が開かれている(11月24日まで)。シマヅは1962年兵庫県生まれ、1986年に武蔵野美術短期大学専攻科を修了している。1986年より個展を続けているという。最近はここギャラリー檜Fで開いている。









 シマヅの木彫は1本の丸太から形を彫り出す一木彫りだ。太いケヤキを彫っている。今回は「肉的な感じ」と標題したように人体を思わせる形だ。どこかなまめかしい丸い形態からハンス・ベルメールを連想した。
 壁に設置した台には小品が並んでいる。これらも面白い。小品の値段を聞くと15,000円と驚くほど安かった。買わないで言うのもなんだけれど、安すぎませんか?
 青梅市に住んでいて、昔山から切り出した材木がたくさん保管してあるのだという。なかなか見飽きない造形だった。
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シマヅヨウ彫刻展「肉的な感じ」
2018年11月19日(月)−11月24日(土)
11:30−19:00(最終日17:00まで)
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ギャラリー檜F
東京都中央区京橋3−9−2 宝国ビル4F
電話03−6228−6558
http://hinoki.main.jp