東京銀座のうしお画廊で井上敬一展が開かれている(4月13日まで)。井上は1947年、福岡県田川市生まれ。1980年に福岡教育大学美術研究科を修了している。井上は銀座のみゆき画廊で個展をしていたが、みゆき画廊が閉じてからはうしお画廊で個展を開いている。
今回とくに裸婦が良かった。よく見れば裸婦の下に別の裸婦が描かれていた痕跡を残していたり、なかなか単純な描き方をしているわけではない。キュビスム的な画家だから感性で描いているのではなく、知的な計算で描いているようなのだが、見る者に美しさを感じさせる。
地元福岡の大きな画廊でやった個展の写真をみせてもらったが、100号の裸婦を出していた。井上の裸婦は本当にすばらしい。
小品の変な顔の頭部を描いたものもとても魅力的だ。
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井上敬一展
2019年4月8日(月)~4月13日(土)
11:30-19:30(最終日17:00まで)
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うしお画廊
東京都中央区銀座7-11-6 イソノビル3F
電話03-3571-1771
http://www.ushiogaro.com