ギャラリイKの葉緑素為吉展を見る

 東京京橋のギャラリイKで葉緑素為吉展「Loophole」が開かれている(2月15日まで)。葉緑素為吉は近年「正七角形」という形に興味を持って、その作品化に取り組んでいる。そのコメント、

「正7角形」とは何か。葉緑素為吉は近年、その幾何学的概念と実在について思考し、作品化を試みるようになりました。現実社会で実用性を持たず、関心を持って扱われることのほとんどない正7角形によって、新しい秩序を生み出すことはできないか。そう考えた彼は正7角形を基本単位として無限に拡張することが可能な作図法を考案します。けれどもその作図によって広がる平面には、正7角形以外の「余りの形」も同時に存在し続けるのでした。だとすればその「余り」とは実は「余り」ではなく、正7角形とともにこの世界を構成する同等に意味のある存在なのではないか。もしかするとその「余り」の空間こそが、まだ見知らぬもう一つの世界への「Loophole = 抜け道」になっているのではないか。そのような想像が、また新たな試行へとつながっていきます。


 ギャラリーの床から壁まで正七角形が描かれている。正確にはテープで図形を作っている。その意味を探ろうとしてもよく分からない。ただ、意外にも七角形が作る図形はきれいなのだ。

 葉緑素為吉はこれまでも、床にスプーンを並べてドローイングだと言ったり、空のグラスを並べたり、ほとんど意味のなさそうな展示をしてきた。むしろ意味を否定するような展示だった。それに比べて今回は美的な造形になっている。本人は「見知らぬもう一つの世界への「Loophole = 抜け道」になっているのではないか」とうそぶいているのだが。

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葉緑素為吉展「Loophole」

2025年2月10日(月)-2月15日(土)

11:30-118:30(最終日17:00まで)

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ギャラリイK

東京都中央区京橋3-9-7 京橋ポイントビル4F

電話03-3563-4578

http://galleryk.la.coocan.jp/