ギャラリイKの「セントリペタルⅢ」を見る

「セントリペタルⅢ」DM葉書

 東京京橋のギャラリイKで「セントリペタルⅢ」が開かれている(6月28日まで)。3人の作家(熊谷衣瑠菜、四條朋恵、山本衣織)が参加しているが、ここでは山本衣織を紹介する。山持衣織は2001年静岡県生まれ、2024年に多摩美術大学美術学部彫刻科を卒業し、現在同大学大学院博士前期課程彫刻専攻在籍中。今年TAKEO浅草本店で初個展、



 山本はブロンズの作品を展示している。題して「葬蟻」、シロアリに食害された木材の角棒を再現した作品になっている。長さが1800mm、縦横が30×40mmと細長い作品だ。それがぶっきらぼうに床に置かれている。

 何よりもシロアリに食害された木材をテーマに選ぶというそのユニークな発想が面白かった。DMはがきに載っている立方体のような造形も面白そうだ。いつか山本の個展も見てみたい。

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「セントリペタルⅢ」

2025年6月23日(月)-6月28日(土)

11:30-18:30(最終日17:00まで)

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ギャラリイK

東京都中央区京橋3-9-7 京橋ポイントビル4F

電話03-3563-4578

http://galleryk.la.coocan.jp/