東京銀座のコバヤシ画廊で野沢二郎展「そろそろと、時雨 November Rain」が開かれている(11月30日まで)。野沢二郎は1957年、茨城県生まれ。1982年に筑波大学大学院を修了している。これまで「VOCA展'97」や同年の「バングラデシュ. アジア美術ビエンエーレ」に参加し、2012年はDIC川村記念美術館の企画展「抽象と形態」にも選ばれた。ここ銀座のコバヤシ画廊では2000年以降毎年個展を開いている。







野沢の絵画に透けて見える風景、濡れたような色彩、厚塗りと薄塗りの混在した画面。この濡れたような色彩は三岸節子と野見山暁治の言葉を思い出す。二人とも日本に帰ってきたとき、こんな湿った風土でどんな色を使ったら良いのかと、別々の場所で言っていた。そして二人ともしっとりした色彩を身に着けたのだった。厚塗りと薄塗りの混在はフォートリエの絵画を思い出す。
今年の野沢の作品は例年に増して完成度が高いのではないだろうか。
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野沢二郎展「そろそろと、時雨 November Rain」
2024年11月25日(月)-11月30日(土)
11:30-19:00(最終日17:00まで)
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コバヤシ画廊
東京都中央区銀座3-8-12 ヤマトビルB1F
電話03-3561-0515
http://www.gallerykobayashi.jp/