東京京橋のギャラリーなつか及びCross View Artsで小瀧雅道展が開かれている(9月14日まで)。小瀧雅道は1961年東京生まれ、19894年東京藝術大学美術学部絵画科日本画科を卒業し、1989年同大学大学院後期博士課程を修了している。1999年フリーマンフェローシップでアメリカヴァーモントスタジオセンターにて滞在制作した。各地で個展を開いているが、ここギャラリーなつかでは1990年以来9回目の個展となる。
ギャラリーに150号の大きな赤い作品が展示されている。小瀧は抽象的な日本画を描いている。いわゆるオールオーヴァーな画面だが、そこに踊る線が豊かな表情を示していて見飽きることがない。
小瀧の作品を初めて見たのは、もう30年ほど前になるだろうか、今はない玉屋画廊というのが銀座の4丁目にあって、しばしば「飛翔」というグループ展を企画していた。いずれも抽象的な日本画家たちで、小瀧雅道、岡本桂三郎、マコトフジムラ、齋藤典彦らを見たのだった。
玉屋画廊は高野さんという女性が仕切っていた。吉仲太造のすぐれたコレクションを見せてもらったのを思い出す。
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小瀧雅道展
2024年8月30日(金)-9月14日(土)
11:00-18:30(土曜日17:00まで)日曜休廊
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ギャラリーなつか/Cross View Arts
東京都中央区京橋3-4-2 フォーチュンビル1F
電話03-6265-1889