国立新美術館の日本アンデパンダン展を見る

 東京六本木の国立新美術館で第76回日本アンデパンダン展が開かれている(4月3日まで)。日本アンデパンダン展には田舎の知り合いの画家たちがいつも出品していた。その人たちの作品を見たくて毎年出かけている。でも皆さん高齢になって一人二人と出品を取りやめ、今年は田舎の知り合いが誰も出していなかった。ここでは知人や気になった作品を紹介する。

 

 まず「霊的革命」という作品。数人の共同制作のようで作者名が「混沌の首・石川雷太・羅入・神林和雄・北野美月・昼間光城・山田遼」となっている。

 黒いプレートが並び、白い文字で短い警句のような文が書かれている。それらの作者として、ダライ・ラマ、ダンテ・アリギエーリ、ニコラ・テスク、アルフレッド・アドラーダダカンニーチェブッダ三島由紀夫、石川雷太などの名前が挙がっている。石川雷太の言葉を引く。

事実を語れない芸術は片端である

事実を語らない芸術は詐欺である



 次に井上活魂の立体作品、「入居者」。

いつものようにゴミのような素材を組み立てている過激な作品

 


 木村勝明「記憶の箱」

 熊谷榧(熊谷守一の娘)

 中村瑞穂

 大野修

 鳴海由光

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第76回日本アンデパンダン

2023年3月23日(木)-4月3日(月)

10:00-18:00(最終日14:00まで)3月28日休館

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国立新美術館

東京都港区六本木7-22-2

http://www.nihonbijyutukai.com