野沢二郎が六本木で見られる

 東京六本木のShonandai My Galleryで「豊崎旺子・野沢二郎展」が開かれている(6月30日まで)。二人のうち野沢をちょうど20年見続けてきた。野沢は茨城県生まれ、今年55歳になる。。1982年に筑波大学大学院を修了している。これまで「VOCA展'97」や同年の「バングラディシュ.アジア美術ビエンエーレ」に参加し、銀座のコバヤシ画廊では2000年以降毎年個展を開いている。さらに昨年はDIC川村記念美術館の企画展「抽象と形態」にも参加した。




 野沢は毎年少しずつ変化を示してきたが、今回も変わりつつあるという印象を受けた。強い形が現れてきていると言っていいのだろうか。変な言い方になるが、何か艶っぽくなっているのだ。そのことはとても好ましい変化であるように思う。
 長年発表してきた銀座のコバヤシ画廊から、DIC川村記念美術館や今回のShonandai My Galleryのように、野沢が羽ばたき始めている。とても楽しみな作家だ。
       ・
豊崎旺子・野沢二郎展
2013年6月19日(水)〜6月30日(土)
12:00〜19:00(最終日17:00まで)会期中無休
       ・
Shonandai My Gallery
東京都港区六本木7-6-5 六本木栄ビル3F
電話03-3403-0103
http://www.shonandai-g.com