東京江古田の日本大学芸術学部 A&Dギャラリーで笹井祐子展が開かれている(11月22日まで)。笹井祐子は1992年日大芸術学部研究所版画コースを修了している。最初の個展は1989年にJCBギャラリーで、次いで1991年ギャラリー21+葉で行っている。2010年に日大海外研究員としてメキシコに滞在し、現在日本大学芸術学部教授。
ギャラリーの左の壁に展示された9点のユリを描いたドローイングが素晴らしい。紙にコンテとパステルで描いたもので、メキシコで描いたという。以前ギャラリー21+葉で発表したダンサーを描いたドローイングの傑作を思い出す。笹井の激しいドローイングは現代の作家たちの中でも群を抜いて優れていると思う。
ほかにも天井から吊るされた大きな作品や版画が展示されている。またメキシコ人の作家たちの作品も展示されていたが、それらは撮影しなかった。直接言って確認してほしい。
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笹井祐子展
2024年11月13日(水)-11月22日(金)
10:00-18:00
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日本大学芸術学部 A&Dギャラリー
電話03-5995-8230(美術学科事務室)