東京銀座のシロタ画廊で小林敬生「新作 小口木版展―緑の星2024-」が開かれている(11月16日まで)。小林敬生は小口木版という技法で大型作品を作り、森や海や川に棲む動物たちを取り上げてきた。今回、大きな作品は左右232cmもある。これも小口木版なのかと画廊のスタッフに尋ねるとそうだと言う。複数の版木を組み合わせて制作するという。
森の中に虎やリス、狼、鯨、カワウソ、鹿、鶴、ハシビロコウ、海亀、等々多くの動物たちが潜んでいる。大判の木版画が精細な小口木版で制作され、精密な動物の図が画面を覆っていることに驚嘆させられる。
以前、美術にはあまり興味を持たない動物好きのチコリさんが、描かれた鹿のポーズについて云々していたことはこの際置いておくとする。
・
小林敬生「新作 小口木版展―緑の星2024-」
2024年11月5日(火)-11月16日(土)
11:00―18:00(最終日16:00まで)日曜休廊
・
シロタ画廊
東京と中央区銀座7-10-8 第五太陽ビルB1F
電話03-3572-7971