東京小金井市のギャラリーテムズで杉原民子展が開かれている(11月1日まで)。杉原は佐賀県出身、東京オリンピックの年に生まれたという。1998年以来、OギャラリーUP・SやギャラリーTEMS、Shonandai My ギャラリーなど多くのギャラリーでもう20回近く個展を開いている。
杉原は主にドローイングを発表しているが、今回の鹿を描いた作品は絶品だと思う。ガッシュやダーマト、木炭などを使っている。素晴らしい作品だ。
そのほか、動物や天使、樹木の繁みなどをテーマにしている。杉原の描く動物などは写実とはほど遠い。そうかと言って類型化されているわけでもなく、抽象度も高くはない。以前DM葉書で見て気に入っていた杉原のドローイングを猫だと思っていたらオオカミとのことだった。それなのに杉原のドローイング作品は優れて魅力的なのだ。
今回の鹿の絵は特に見惚れてしまった。
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杉原民子展
2020年10月22日(木)-11月1日(日)
11:00-17:00
27日(火)・28日(水)は休廊日
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ギャラリーテムズ
東京都小金井市前原町3-20-2
電話042-384-3694