ギャラリー檜Fの柴崎和也展を見る


 東京京橋のギャラリー檜Fで柴崎和也展が開かれている(7月8日まで)。柴崎は1982年、大阪府生まれ。2012年に多摩美術大学大学院美術研究科を修了している。2010年にギャラリー檜B・Cで初個展。その後ガレリア・グラフィカbisやギャラリー檜グループなどで個展を開き、今回が5回目となる。
 柴崎は鉄を溶接して作品を作っている。そのため表面はごつごつして不愛想な表情を見せるが、一方気取らないユーモラスな形と相まって決してよそよそしくはない。しばしば穴=口のある形を作り、それが特徴でもあり不思議な魅力となっている。






 今回画廊の中央に置かれた口のある壺のような立体作品の他に、小品が2点とドローイングが展示されている。作家が不在で話を聞くことができなかったのが残念だった。
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柴崎和也展
2017年7月3日(月)−7月8日(土)
11:30−19:00(最終日17:00まで)
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ギャラリー檜F
東京都中央区京橋3-9-2宝国ビル4F 
電話03-6228-6558
http://hinoki.main.jp
地下鉄銀座線京橋駅1番出口より徒歩3分
都営地下鉄浅草線宝町駅A4出口より徒歩1分