早春の草花

 今朝から急に雪になった。予報では東京で20年ぶりの大雪が心配されている。ここ数日、立春を過ぎた東向きの旧中川の土手では早春の草花が咲いていた。


 タンポポ。確認してないが、おそらく外来のセイヨウタンポポだろう。



 ホトケノザ。仏の座。在来種。よく似た帰化植物ヒメオドリコソウは小形で花もずっと小さい、と『形とくらしの雑草図鑑』に書かれている。

 オオイヌノフグリ。漢字では大犬陰嚢。大は犬ではなく陰嚢に掛かる。近似種のオオフグリについては、以前俳句を作ったことがある。
 お お ふ ぐ り 骨 の み 残 し て 焼 け に け り

 ナズナ。通称ぺんぺん草。なぜこれが貧しさの象徴なのだろう。
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 次に、こちらは花ではないが、芽生えが見られた。

 ヨモギ。60年近く前、祖母と九十九谷へ草摘みに行ったことを思い出す。


 オニアザミの一種。毎年この土手で見られるが開花する前に堤防の管理のため草刈りをされてしまい、まだ開花を見ていない。

 セイタカアワダチソウ。群落を作っている。やはり生育途中で刈られてしまい、花を見ることはない。

 フクジュソウ福寿草。これは土手ではなく、公園に咲き始めていた。



形とくらしの雑草図鑑―見分ける、280種 (野外観察ハンドブック)

形とくらしの雑草図鑑―見分ける、280種 (野外観察ハンドブック)