あをば荘の上野悠河展を見る

 東京墨田区文花のあをば荘で上野悠河展「独奏・曲・のための・奏者」が開かれている(6月1日まで)。上野悠河は1997年千葉県生まれ、和光大学を中退している。主な展示に千葉市民ギャラリー・いなげの個展、スパイラルのSICF23受賞者展、象の鼻テラスのグループ展、ギャラリイKでのグループ展などがある。

 

 画廊中央に2台のモニターが置かれていて、上野本人がシンバルと小太鼓を叩いている。どちらもわずか2小節の曲だが、可能な限り繰り返すという記号が付いている。上野はどちらも24分間演奏し続け、それが映像になっている。最後はへとへとになったようだ。

 

 奥には点滅を繰り返す古い蛍光管と、その前にバツ印の棒に四角く針金を巡らせたものが設置されている。四角い針金を巡らせたものは中波アンテナでNHKラジオを受信している。しかし古い蛍光管が点滅してそのたびに妨害電波が出る。放送は断続して雑音交じりでよく聞き取れない。

 

 床には別のモニターが置かれていて、パンツ一つでうつ伏せに寝ている半裸の上野が写っている。それは単なるパンツではなく、紙おむつで、5分間の映像で1回排尿しているらしい。

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上野悠河展「独奏・曲・のための・奏者」

2025年5月9日(金)-6月1日(日)

13:00-20:00(金・土・日曜のみ開場)

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あをば荘

東京都墨田区文花1-12-12

https://awobasoh.com/

半蔵門線・都営浅草線京成電鉄東武スカイツリーライン押上駅から徒歩14分

東武亀戸線小村井駅から徒歩9分

文花中学校近く