東京都美術館でマティス展が開かれている(8月20日まで)。「20年ぶり 待望の大回顧展」と謳われている。日時指定の前売券を購入して行って見た。さすが人気で入場に列を作っている。館内も人が多かった。大作は少なく、大回顧展と呼ぶには出品点数もさほど多くはなかったが、十分堪能した。セザンヌ、マティス、ピカソはいずれも見逃せない真の巨匠と言えるだろう。
宇佐美圭司が『20世紀美術』(岩波新書)で、抽象表現主義を批判してマティスに帰れと言っていた。
観客が多いのは仕方ないだろう。展示には満足した。会期が長いのでまた行ってみたい。図録も充実しているが、3,300円もしたのはちょっと痛かった。
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マティス展
2023年4月27日(木)-8月20日(日)
9:30-17:30(金曜日は20:00まで)月曜日休館
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東京都上野公園8-36
ハローダイヤル050-5541-8600
https://matisse2023.exhibit.jp/