東京日本橋三越前のギャラリー砂翁で佐藤杏子展が開かれている(1月20日まで)。佐藤は1954年、茨城県土浦市生まれ。1980年、多摩美術大学大学院を修了している。1978年から日本版画協会展に毎年出品し、1995年に準会員優秀賞受賞。1989年ギャラリー砂翁&トモスで初個展。以後各地の画廊で個展を繰り返し、中華民国、ポーランド、ルーマニアなどのグループ展に参加し、またチェコに文化庁在外研修員として滞在している。2005年、「DOMANI・明日展」に出品、2010年にはいわき市立美術館で個展を行っている。
今回は版画と18年振りに訪れたプラハの日々を記したドローイングにコラージュを施した魅力的な作品を展示している。ほとんど白く写っているのは大きなドライポイント作品。写真では色彩がうまく出ていない水彩画も魅力的だ。地下の売店では佐藤の蜜蝋画が小品とはいえ1万円ちょっとという極めて安価で販売されている。
東京メトロ銀座線・半蔵門線の三越前駅A1およびA4出口から三越と反対方向へ徒歩3分。(昭和通りの1筋手前)
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佐藤杏子展−ードローイング・版画−−
2016年1月8日(金)→1月20日(水)
11:00〜18:00(最終日17:00まで)
日曜・祝日休み
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ギャラリー砂翁
東京都中央区日本橋本町1-3-1渡辺ビル1F
電話03-3271-6693
http://www.jpin.co.jp/saoh