東京神宮前のギャラリーSAOH & TOMOSで佐藤杏子展「識閾」が開かれている(3月23日まで)。佐藤杏子は1954年、茨城県土浦市生まれ。1980年、多摩美術大学大学院を修了している。1978年から日本版画協会展に毎年出品し、1995年に準会員優秀賞受賞。1989年ギャラリー砂翁&トモスで初個展。以後各地の画廊で個展を繰り返し、中華民国、ポーランド、ルーマニアなどのグループ展に参加し、またチェコに文化庁在外研修員として滞在している。2005年、「DOMANI・明日展」に出品、2010年にはいわき市立美術館で個展を行っている。
佐藤は繊細な作品を作っている。今回はF100号を2枚並べた作品や、F130号といった大きな作品を展示している。今まで佐藤の作品ではこんなに大きなものは見たことがなかったが、地元では以前から大作を展示していたのだという。
あまり大きな画面でないほうが繊細な表現には適しているような気がするのだが。
佐藤は蜜蝋を使った作品を作っている。今回は「蜜蝋画ワークショップ」も開いている。3月13日と3月16日の午後1時から、定員4名ということだ。ギャラリーで予約を受け付けている。
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佐藤杏子展「識閾」
2024年3月11日(月)―3月23日(土)
11:00-18:00(最終日17:00まで)日曜祝日休み
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ギャラリーSAOH & TOMOS
東京都渋谷区神宮前3-5-10
電話03-6384-5107