南天子画廊で横尾忠則「日本の作家222」を見る


 東京京橋の南天子画廊で横尾忠則展「日本の作家222」が開かれている(9月14日まで)。ギャラリーのHPから、

『日本の作家222』

日本の作家 222

日本の作家 222


美術家・横尾忠則氏が描いた名だたる222人の物故作家の肖像画を作家の生年順にオールカラーで収録。
明治から平成までを生きた物故作家が網羅されており、目で観る日本近現代文学史として、文学的にも価値のある貴重な画集です。

 横尾忠則日本経済新聞社から『日本の作家222』という本を出版した。文字どおり日本の作家222人の肖像画集だ。南天子画廊でその原画展が開かれている。
 いや、大したものだ。皆よく似ているし、写実的であったり、マンガみたいだったり、さまざまに描き分けている。驚くほど多様な描き方をしている。なんという達者な画家なのだ。
 みな同じ大きさの小品だが、今回はすべて非売だとのこと。個展終了後、神戸市に新しく作った横尾忠則現代美術館へそのまま運んで展示するのだという。
 売れないんじゃ画商として困るじゃないですか、どうするんですか? さあ、どうするんでしょうねえ、困りますねえと笑っていた。
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横尾忠則展「日本の作家222」
2013年8月19日(月)−9月14日(土)
10:30−18:30(日曜休廊)
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南天子画廊
東京都中央区京橋3-6-5
電話03-3563-5648
http://www.nantenshi.com