「アド街ック天国」の墨田区東あずま

 2011年5月7日の「アド街ック天国」で墨田区東あずまが取り上げられた。そのベスト30は以下のとおり。
http://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/110507/01.html

1.がんばる町工場
世界一の自立式電波塔となった東京スカイツリーの麓には、未だがんばる町工場が数多く点在。世界がうなる技術を有しています。中でも塗装技術で世界に名を馳せる「吉田テクノワークス」は、携帯電話の外装技術が世界トップクラス。電波を通す金属“錫(すず)”を外装に使用することに成功し、サイドなどに施す外装の技術が注目を浴びました。そして外装とプラスティックの成形を同時に行う世界で唯一の工法を開発。世界一のツリーにも負けない世界一の技術で日本を支えています。

2.十間橋
スカイツリー撮影の定番スポット。北十間川に写る逆さツリーで有名になりました。しかしスカイツリーは徐々にその高さを増し、ついに634mに到達。大きくなりすぎ、もはやその全景は映らなくなったのでは? と、川面を覗いてみると…。先端までしっかりと写っています。スカイツリーが完成した今も、十間橋は逆さツリーのベストビュースポットです。

3.小村井香取神社
平安末期創建の神社。千葉県にある「香取神宮」の分社として創建。樹齢100年以上のクスノキが見守ります。梅の時期には境内におよそ120本の梅が咲き誇り、毎年「香梅園梅まつり」を開催。隠れた梅の名所としても有名です。2012年には完成したスカイツリーと共に見事な花が見られます。

4.立花一丁目団地
総戸数1,589戸の巨大団地。この街で一際存在感を放ちます。その巨大な団地の前にある「サンタウン立花」には、ランチが人気の蕎麦処「尾張屋」とちゃんこ料理店「ちゃんこ茶屋 指宿」をはじめ、およそ50軒の店舗が連なります。

5.立花大正民家園大正6(1917)年築の古民家。
墨田区の指定有形文化財。貴重な歴史資料です。現在は震災の影響で見学できませんが、2011年度中には復旧の予定。凛とした趣と随所に施された意匠の数々は、時を超えてその魅力を伝えてくれます。

6.テクネット すみだ
町工場ビルディング。4つのフロアに企業が10社入っています。中でも、4Fにある「二葉桐工房」は桐箪笥の修復で一目置かれる工房です。

7.スパイスカフェ
古民家カフェ。ご主人・伊藤一城さんの実家が所有していた古いアパートを2004年に改装し、暖かな光の差す心地よい空間にリフォームしました。雰囲気だけでなく、その名を一躍有名にしたのがカレー。毎年のように南アジアへ勉強に行く伊藤さんの作る味は本格的です。人気は「スリランカ風ライス&カレー ランチセット」。スリランカの定食スタイルであるおかずとごはんとカレーのセットです。

8.オリンピック 墨田文化店
巨大ショッピングゾーン。食品が中心の1階とホームセンターの2階を合わせた総売り場総面積は9,210平米。およそ65億円という年商は全68店舗中トップを誇ります。全国各地のお米が50種類も揃うほか、有名スポーツメーカーの商品から最近話題の走れるビジネスシューズ「Run & Walk Biz」まで靴も充実しています。また、全店舗随一の品揃えを誇るのがおよそ300台ある自転車。バックヤードの一角では電動アシスト自動車の無料試乗サービスもあります。

9.小室染色工場
大正5(1916)年創業の浴衣小紋染めの染色工場。三代目ご主人・小室一郎さんはこの道半世紀以上の熟練。大豆の汁「呉汁」で生地をコーティングするのは柄をくっきり仕上げるためのひと手間。そこに、ひと筆ずつ色を差していきます。全て手作業の手差し小紋染めの技法で浴衣を染めるのは、日本で小室さんただ一人。匠が惜しみない手間ひまをかけて生み出す小粋で気品も香る逸品です。

10.霧下そば本家
都内の蕎麦の名店がこぞって信頼を寄せる製粉所。こちらが注目されるのは、その製法にあります。独自の工夫で蕎麦の実を砕き、風味を存分に引き出しそれを石臼引き。しかも通常の御影石に加え希少な蟻巣石も使用。適度に凹凸があるためキメがあえて不揃いになり、しっとりまとまりやすい粉に仕上がるのです。千代田区神田須田町の「神田 まつや」など多くの名店で使用されています。

 3位の小村井香取神社は隣の江東区香取神社に対して、墨田区香取神社と呼びたい。しかし梅園はいただけない。狭い庭にたくさんの種類をごちゃごちゃと植えすぎるのだ。センスが欠けている。
 4位の立花一丁目団地には15年前まで住んでいた。15年間住んでいたが、ついに左隣のご主人に一度も会わないままだった。右隣の住人とも数回挨拶をしただけだった。
 8位のオリンピック墨田店は時々猫の缶詰などを買いに行っている。初めて行ったとき、陳列されている商品の種類のあまりの多さに圧倒されたことを憶えている。
(以下、11位〜20位)

11.天真庵:古民家カフェ。
12.かめぱん:下町のパン屋。
13.間宮木工所:オーダー家具の専門メーカー。
14.丸源飲料:飲料製造メーカー。
15.緑と花の学習園:区内有数の植物公園。
16.岩澤硝子:区内トップのガラス工場。
17.ミスターデンジャー:ステーキ店。かつてデンジャラスなファイトを行った、元プロレスラーの松永光弘さんが営むお店。
18.長屋暮らしの外国人:建築家で琉球大学准教授も務めるティトゥス・スプリ−さん、ドラム奏者、セシル・モンローさん。
19.炭屋:2009年オープンの焼肉店
20.吾嬬神社:かつて「吾嬬の森」と呼ばれた江戸の名所。隅田川にかかる「あづまはし」はここへの参道だったためその名がついたといわれます。東あずまの地名は吾嬬神社に由来する吾嬬町からきています。現在の「文花」と「立花」の地名もそれぞれ神社に由来。祀られる「オトタチバナヒメ」から「立花」に、「文教地区 立花」であったことから“文”と“花”の字をとり「文花」となりました。
吾嬬神社(2006年12月24日)

 いや、どれだけマイナーな街なんだ。21位以下30位まで紹介するまでもない。自分が住んでいるとは言え、書き写していて飽きてしまう。だいたい企画に無理があるのだろう。


「東あずま」という駅名(2011年1月13日)