東京京橋のギャルリー東京ユマニテbisで保坂航子展「真鏡Ⅱ」が開かれている(6月17日まで)。保坂は福島県生まれ、2016年武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程彫刻コースを修了している。2007年ギャラリー山口で初個展、2016年よりここギャルリー東京ユマニテbisでもう8回個展を繰り返している。2020年にいりや画廊でも個展をしている。
保坂の制作意図から、
2016年の展示では、畑の堆肥(土壌改良剤)を使用したインスタレーション様の一回性の彫刻作品で彫刻とメディウムの関係性について掲示しました。今回の展示では石で彫った原型(黒御影石)とブロンズに鋳抜いた鏡面仕上げの作品を併置して比較します。新作として、大理石を使用した作品を2点展示します。
こどもの他愛のない遊びが反復されるのに対し、連続する形式は旋律を帯びるでしょう。
黒御影石とブロンズ作品の他に、蛇紋岩を彫った作品、大理石を彫った作品が展示されている。特に黒御影石の作品からブロンズに鋳抜いて鏡面仕上げにした作品など、保坂は知的な遊びを作品制作に取り入れている。無批判に制作している彫刻家ではないのだ。
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保坂航子展「真鏡Ⅱ」
2023年6月12日(月)-6月17日(土)
10:30-18:30(最終日は17:00まで)
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ギャルリー東京ユマニテbis
東京都中央区京橋3-5-3 京栄ビルB1F
電話03-3562-1305