東京神田淡路町のカフェZOZOIで川口祐展「そこにある風景」が開かれている(1月30日まで)。川口祐は1970年東京生まれ、桑沢デザイン研究所で学んだ。2003年から3年間ギャラリイKで個展をし、その後数カ所のギャラリーで個展を開き、2013から2016年までSTORE FRONTで、2018年にはスイッチポイントギャラリーで個展をしてきた。最近は谷中のHAGISOや金柑画廊で個展を行っている。






今回はカフェでの展示である。矩形の中に三角形の造形が設置されている。それは直角二等辺三角形だったり、直角三角形だったりする。三角形は赤や白、グレーの色が塗られていたり、白木のままだったりする。極めてシンプルな造形だ。
これらは何だろう。作品を極限まで単純化しているのだろうか? そうでありながらもミニマルとは少し違うのではないかと思われる。直角三角形を取り入れていることで、表現が生まれているのではないか。
しかし、難しい。川口は画廊の空間を媒体にしてペインティングしたり(ギャラリーHAGISO)、紙粘土に絵の具を塗り込んだ塊のようなオブジェを壁面に一列に並べたり(金柑画廊)、実際に梱包に使われた段ボールの一部を作品としたり(ギャラリーHAGISO)、壁面に棒状の木材を設置したり(ストア・フロント)と、もの派ともコンセプチュアルとも違う独特の表現を重ねてきた作家なのだ。その展示はいつもある種の緊張感が漂っている。
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川口祐展「そこにある風景」
2026年1月12日(月)-1月30日(金)
12:00-18:00(火曜日休み)
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カフェZOZOI
※都営新宿線小川町駅、丸ノ内線淡路町駅、千代田線新御茶ノ水駅から徒歩3分