東京大田区洗足池のギャラリー古今で瀧田亜子個展「連続する風景2013−2017」が開かれている(12月17日まで)。瀧田は1972年東京都生まれ。なびす画廊での個展を中心に銀座の画廊で発表を繰り返してきた。先月銀座の藍画廊で個展をやったのに続いて今年3回目の個展だ。絵画作品はみな旧作とのことだが、今回は書を展示している。DM葉書のことばの一部を引用する。
ギャラリー古今の素敵な茶室に、書作品を展示する。私の書作品は日ごろ制作のかたわらに心に浮かんできた言葉を書き溜めたものだ。今回書作品を展示できることになって、うれしかった。そして、こんなに喜んでいる自分の気持ちに驚いている。「こういう書作品を展示する機会など、ありえないだろうな」とずっと思っていたので。私の制作に書がいかに重要な存在かと再認識させられた。
ギャラリー古今は洗足池医院の一部を画廊としている。1階は医院の受付でもある。その壁面に大きな作品が展示されている。画廊は2階、3階まであり、今回3階の茶室に書作品が展示されている。茶室の手前が屋根のない屋上みたいになっていて、倉重光則の光管の作品が設置されている。
私は書については分からないが、気持ちの良い字だと思った。
もうすぐ海がみえる。
つぼみを見つけた。
すずしい風が吹く
小はる日より
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瀧田亜子個展「連続する風景2013−2017」
2017年12月8日(金)―12月17日(日)
14:00−18:00(金土日のみ開廊)
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ギャラリー古今
東京都大田区上池台2-32-4
http://www.senzokuikeHP.com/cocon/
東急池上線洗足池駅より徒歩1分
改札を出て180度後ろに洗足池商店街を進むと右手に画廊の看板と洗足池医院の入り口があり、そこから入る