東京京橋のなつかクロスビューアーツで瀧田亜子展が開かれている(10月26日まで)。瀧田は1972年東京都生まれ。2年間ほど中国へ留学し書を学んできた。2003年ギャラリー・オカベで初個展、以来、なびす画廊での個展を中心に銀座の画廊で発表を繰り返してきた。一昨年なびす画廊が閉廊し、その後藍画廊やギャラリーなつかなどで個展を続けている。
今まで大きな会場で大作を中心に発表してきた。今回ギャラリーなつかの別室の小さな会場でどんな作品を発表するのかと思って見に行った。小品が意外に面白かった。ここに掲出した画像はコントラストが強くなっていて、実際はもっと中間色的な色合いだ。
瀧田は一つの形をミニマル的に繰り返し並べて大きな画面の作品を作ってきた。今回の小品はその一要素たる一つの形だけで作品を構成している。それがちゃんと作品足りえていて面白かった。こんな風に小品に挑戦していけば新しい展開があるかもしれない。会場の条件を変えることで作品が変わることもあるのだ。
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瀧田亜子展
2019年10月21日(月)-10月26日(土)
11:00-18:30(土曜日17:00まで)
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クロスビューアーツ
東京都中央区京橋3-4-2 フォーチュンビル1F
電話03-6265-1889
http://gnatsuka.com/