藍画廊の瀧田亜子展を見る

 東京銀座の藍画廊で瀧田亜子展が開かれている(4月18日まで)。瀧田は1972年東京都生まれ。2年間ほど中国へ留学し書を学んできた。毎年ほぼ2回の個展を繰り返してきた。旺盛な制作意欲を示している。前回は昨年11月にギャラリー古今で開いているから半年ぶりの個展になる。
 画廊正面にT字型の作品が展示されている。最近の瀧田がよくやるように過去の作品を切り取りそれをモンタージュしている。
 他の大きな作品も同様の技法が使われている。瀧田の基本はウロコ型の三角形を繰り返して造形していて、それはミニマルアートに通じていると思うのだが、画家はそれを壊して変化を付けようとしているみたいだ。毎回基本的な造形は同じようだが、そこに加えられた変化が瀧田の作品を豊かなものにしていてマンネリに陥らせないでいる。
 撮影しそびれてしまったが、奥の小品に印象的な色彩が使われていた。瀧田の色彩もなかなか魅力的なのだ。

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瀧田亜子展
2020年4月13日(月)―4月18日(土)
11:30-19:00(最終日18:00まで)
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藍画廊
東京都中央区銀座1-5-2 西勢ビル3階
電話03-3567-8777
http://igallery.sakura.ne.jp/