東京銀座のうしお画廊で淀井由利子展が開かれている(3月29日まで)。淀井由利子は東京生まれ、武蔵野美術大学大学院油絵科を修了している。個展はみゆき画廊で行っていたが、みゆき画廊が閉廊後はうしお画廊で開いている。







今回は「日本埴輪図集によるシリーズ」とのことで、埴輪図集の写真をもとに描いていて、パステルを使っている。そのパステルの粗い筆触がとても効果的だ。特に大きな半身像が良かった。
埴輪は壊れた状態で出土することが多く、かつては頭部だけが展示されていることがしばしばだったが、最近は壊れたピースを補修して全身像が展示されるようになったらしい。
淀井由利子の父親は彫刻家の淀井敏夫であり、やはり立体空間の把握には手慣れたものがあるのかも知れない。
・
淀井由利子展
2025年3月24日(月)-3月29日(土)
11:30-19:30(最終日17:00まで)
・
うしお画廊
東京都中央区銀座7-11-6 GINZA ISONOビル3F
電話03-3571-1771