ギャラリーなつかの「Bone & Flesh 骨×肉」を見る

 東京京橋のギャラリーなつかで「Bone & Flesh 骨×肉」が開かれている(3月29日まで)。中国出身の作家宋芸と張思藝の二人展で、宋芸は陶、張思藝は漆芸を制作している。

 宋芸は1997年中国河北省生まれ、2019年に精華大学美術学院陶磁科を卒業し、2022年金沢美術工芸大学大学院修士課程工芸専攻陶磁分野を修了し、現在同大学院博士後期課程美術工芸専攻陶磁分野に在学中。

 張思藝は1997年中国浙江省生まれ、2019年に中国美術学院工芸美術科を卒業し、2022年金沢美術工芸大学大学院修士課程工芸専攻漆・木工分野を修了し、現在同大学院博士後期課程美術工芸専攻漆・木工分野に在学中。

宋芸

宋芸

宋芸

張思藝


 宋芸は陶で骨をモチーフに立体作品を作っている。その肋骨をイメージさせる造形は内側にほっこりした空間を包み込んで、複雑な形態なのにどこか親しみやすい印象だ。肋骨がモチーフだが、それを巧みに造形化している。

 張思藝は漆で一見有機的な作品を作っている。どこか内臓を思わせる造形で、色彩も美しく複雑な形態を造形したその創造力が素晴らしい。妖しいところが魅力的だ。

 なお、二人とも女性作家だ。

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「Bone & Flesh 骨×肉」宋芸・張思藝 二人展

2025年3月24日(月)-3月29日(土)

11:00-18:30(最終日17:00まで)

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ギャラリーなつか

東京都中央区京橋3-4-2 フォーチュンビル1F

電話03-6265-1889

http://gnatsuka.com/