東京銀座のうしお画廊で淀井彩子版画集展が開かれている(9月19日まで)。1979年から2013年までに制作された10冊の版画集を展示している。壁にその版画集の一部が額装されて展示されており、版画集も手に取って見られるようになっている。
淀井は1966年に東京芸術大学美術学部油画科を卒業し、1968年に同大学大学院油画専攻を修了している。その後フランス政府給費留学生としてパリに留学。2011年まで青山学院女子短期大学芸術学科教授を勤めていた。1971年にみゆき画廊で初個展、2012年には横須賀美術館で個展を開いている。
淀井は抽象的作品を描いているが、それらはすべて大きな風景から着想を得ている。抽象的形態の向こうには風景が隠れているのだ。
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淀井彩子版画集
2020年9月7日(月)-9月19日(土)
11:30-19:30(最終日17:00まで)日曜休廊
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うしお画廊
東京都中央区銀座7-11-6 イソノビル3F
電話03-3571-1771