コバヤシ画廊の西成田洋子展を見る

 東京銀座のコバヤシ画廊で西成田洋子展「記憶の領域2025」が開かれている(11月15日まで)。西成田洋子は茨城県生まれ、1987年より東京、水戸、ニューヨークなどでもう30回以上も個展を開いている。作品は大きな奇妙な立体で、古着などを縫い合わせて造形している。

(小品)


 画廊の中央に西成田の作品が屹立している。近づいてみると、箒やパイプ、鞄、靴、植木鉢、種々の衣類が半ば生の形で組み込まれている。個々の品物は絵具で固められ、決してきれいとは言えない状態なのに、作品全体は聖性をまとっているかのようだ。襤褸の中から観世音菩薩が立ち現れると言いたいほどだ。

 触れるものを金に変えるミダス王の逸話を連想する。西成田の魔法の手をぜひ見に来てほしい。

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西成田洋子展「記憶の領域2025」

2025年11月10日(月)-11月15日(土)

11:30-19:00(最終日17:00まで)

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コバヤシ画廊

東京都中央区銀座3-8-12 ヤマトビルB1F

電話03-3561-0515

http://www.gallerykobayashi.jp/