東京画廊+BTAPの朴民俊展を見る

 東京銀座の東京画廊+BTAPで朴民俊展「妙」が開かれている(4月5日まで)。ギャラリーのホームページより、

朴民俊(パク・ミンジュン)は1971年、韓国ソウル生まれ。2006年、弘益大学校の修士課程を修了したのち、2007年、東京芸術大学大学院の絵画技法・材料研究室で学びました。

朴は古典絵画の再解釈を通じて、特有の虚構世界を構築する作家です。演劇的な幻想性を特徴とするその作品は、生と死、希望と挫折、夢と現実といったテーマを軸に、哲学的変奏を展開します。朴は西洋絵画技法の可能性とその本質を追求つつ、そこに東洋的に異化された人物を紛れ込ませることによって、新しい神話が生み出される場へと我々を誘うかのようです。

そのために用いられる表現は、文学や絵画、彫刻など多層にわたります。小説家としての朴は、『ラポール・サーカスStory of Rapport』(2018年)、『二つの旗Two Flags』(2020年)を発表しており、これらの物語の登場人物やシーンを絵画や彫刻として再構築することで、作品世界を広げてきました。

今回の展覧会では、「妙」という感覚を導きの糸として、現実と非現実の境界を繊細に紡ぎ出す多様な作品が展示されます。

 



 朴はシュールリアリズムのお絵画や彫刻を制作している。亀の頭が猫になっている彫刻や、ネズミの尾に花が咲いている彫刻など。

 小説も書いているというが、どんな小説なのだろう。

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朴民俊展「妙」

2025年3月1日(土)-4月5日(土)

12:00-18:00(日・月・祝日休廊)

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東京画廊BTAP

東京都中央区銀座8-10-5 第4秀和ビル7階

電話0 3-3571-1808

https://www.tokyo-gallery.com/