ギャラリーなつかの「たまびやき」太幡心展を見る

 東京京橋のギャラリーなつかで「たまびやき」太幡心展が開かれている(10月7日まで)。たまびやきとは、多摩美術大学大学院工芸専攻/陶/選抜作品展のこと。ここでは太幡心を紹介する。太幡は2000年埼玉県生まれ、2022年多摩美術大学美術学部工芸学科陶専攻を卒業し、現在同大学大学院修士課程陶研究領域2年在学中。

 太幡の言葉、

当時テレビに映っていたアニメのキャラクター。動き形が強調され、ユーモアのある姿は、未熟で卑屈な自分自身が重なり、私に寄り添ってくれるような存在でした。

映像の中で次の瞬間には切り替わり消えていく彼らを、空間に表し、現在の私の分身となればと思います。

 


 画廊には巨大な陶作品が設置されている。題名は「目が開く」、これは一体何なのか。その他にもアニメのキャラクターを思わせるような小品が並んでいる。「たまびやき」でこんなに大きな作品は初めてではなかったか。

     ・

「たまびやき」太幡心展

2023年10月2日(月)―10月7日(土)

11:00-18:30(最終日17:00まで)

     ・

ギャラリーなつか

東京都中央区京橋3-4-2 フォーチュンビル1F

電話03-6265-1889

http://gnatsuka.com/