東京銀座のなびす画廊が「なびす画廊最後の十日 展」を開いている(7月29日まで)。DMの挨拶より、
当なびす画廊は今回の展観をもって閉廊することになりました。
画廊の開設自体は50年代に遡りますが、1985年、新ビル3階の現在地で再発足したのを機に、創業者のご子息で画家の故田淵安一さんから要請されて私、真倉が運営を担うようになってからだけでも、はや32年が経ちました。(後略)
画廊の所蔵する作品を中心に30数点が並べられている。私がこの画廊に通うようになってからでももう25年が経っている。最初の1年を除いておそらく99%以上は通っていると思う。何よりも作家の質が良かった。吉田暁子や平町公、新井コー児、瀧田亜子等々、ここで知った作家たちも多い。久保理恵子はギャラリー現の作家という印象が強いが、初個展はなびす画廊だった。そのときの作品も展示風景もまだ憶えている。吉田暁子がタブローをトレペで包んで買った人だけ自宅で開いて見てくれと言った個展も忘れ難い。
画廊の名前は田淵安一がナビ派が好きだったのでなびすと命名したと聞いた。好きな画廊の一つだった。最終日の夕方からサヨナラパーティがあるという。
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「なびす画廊最後の十日 展」
2017年7月19日(水)‐7月29日(土)
11:30−18:30(日曜休廊)
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なびす画廊
東京と中央区銀座1-5-2
電話03-3561-3544