ギャラリーなつか、京橋へ移転

 現代美術で著名なギャラリーなつかが移転した。なつかは1985年に銀座6丁目にオープンして以来、26年間同じ場所で営業してきた。銀座5丁目というのは相当に贅沢な空間であっただろう。
 そして10日から京橋3丁目に移転して新しい場所で営業を始めた。1階の路面店である。空間としては以前より多少狭くなった。旧画廊同様2つの空間を用意している。
 オープニングの第1回は「新生2012 vol.1」として3人の作品で始まった。小泉俊己と高浜利也、それに母袋俊也である。共通点は「トシ」の付く名前の作家だ。嘘だけど。
 展示風景を撮影した。



 ギャラリーなつかの場所は、ギャラリー椿の道路を隔てて反対側の並び、と言ってもギャラリー椿には入口が2つある。ギャラリー川船の並びのドアを裏口とすれば表口玄関の道路反対側の並びとなる。数軒隣りに味噌ラーメンで有名な「ど・みそ」がある。なつかを挟んで「ど・みそ」の点対称の位置にはスープカレーのドミニカもある。
 高速道路を隔てて線対称の位置には現代美術で著名ななびす画廊がある。どちらも名前に「な」がつくが、なつかの由来はオーナーの名前が長束さんであること、なびすは初代のオーナー田淵安一がナビ派が好きだったことによると言う。
 いよいよ多くの画廊が京橋に移ってきた。すると、新しい美術の中心は京橋〜銀座1丁目かもしれない。
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「新生2012 vol.1」
2012年1月10日(火)−1月21日(土)
11:00−18:30(土曜日 17:00)
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ギャラリーなつか
東京都中央区京橋3-4-2 フォーチュンビル1F
電話03-6265-1889
http://homepage2.nifty.com/gallery-natsuka/