2019-12-26から1日間の記事一覧

井上ひさし『組曲虐殺』を読む

井上ひさし『組曲虐殺』(集英社)を読む。特高によって虐殺された小林多喜二を描いた戯曲。井上は『少年口伝隊一九四五』のように原爆投下後の悲惨な広島を、悲惨さを避けないで見事に作品化した優れた批判的な作品が多い。だから期待して読んだ。 小林多喜…