ギャラリーゴトウ2nd roomの森本秀樹展「メモランダム」を見る

 東京銀座のギャラリーゴトウ2nd roomで森本秀樹展「メモランダム」が開かれている(7月23日まで)。森本は1951年、愛媛県宇和島出身。ギャラリー汲美をはじめ、ギャラリーゴトウ、小田急デパートなど数多くの個展を行っている。
 今回の個展は小さなドローイングを数十点並べたもの。1973年から最近のものまでが展示されている。本当に小さな作品で、森本によればタブローを描く前のエスキースだという。これらがとても良かった。









 一番古い作品は若い娘が頬杖をついているもので1973年、森本22歳のときのもの。すでに森本の作風が出来上がっている。孫を抱く老人は1976年、25歳の作品だ。舟で手釣りをしているのは2002年とある。これが14年前。
 森本とによれば、このような作品が数百点もあるというが、その中から選り抜きのものを持ってきたという。2nd roomというギャラリーゴトウの奥の小さなスペースだが、とても心地よい空間ができていた。
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森本秀樹展「メモランダム」
2016年7月17日(日)ー7月23日(土)
12:00ー18:00(最終日16:30まで)
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ギャラリーゴトウ2nd room
東京都中央区銀座1-7-5 銀座中央通りビル 7F
電話03-6410-8881
http://www.gallery-goto.com
銀座一丁目キラリトギンザの中央通りを挟んで真ん前