東京銀座のギャラリーゴトウで森本秀樹展が開かれている(10月13日まで)。森本は1951年、愛媛県宇和島出身。ギャラリー汲美をはじめ、ギャラリーゴトウ、小田急デパートなど数多くの個展を行っている。
森本は多く風景を描いている。滝のある風景だったり蜜柑山だったり家並や遠く川が流れる情景だったりする。そのどこかもやっているような半ば不鮮明な風景に空間が見えるのだ。もやっている中に空間を作っている。
色彩はカラリスト森本のいつも変わらぬ得意な分野だ。
毎回少しずつ変化して森本の世界を完成させてきた。色彩と造形が相まって気持ちの良い作品が並んでいる。
千葉から宇和島へ転居して10年になるという。宇和島という豊かな自然に囲まれた画家が、そこからどのような果実を収穫しているかよく分かる個展になっている。
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森本秀樹展
2020年10月5日(月)-10月13日(火)
12:00-18:00(最終日16:30まで)日曜休廊
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ギャラリーゴトウ
東京都中央区銀座1-7-5 銀座中央通りビル7F
電話03-6410-8881