東京銀座のギャラリーゴトウで森本秀樹展が開かれている(5月31日まで)。森本は1951年、愛媛県宇和島出身。ギャラリー汲美をはじめ、ギャラリーゴトウ、小田急デパートなど数多くの個展を行っている。
ギャラリー正面に80号の大作が展示されている。川を挟んだ対岸の林に黒いカワウとシラサギが群棲して営巣しているという。黒い鳥と白い鳥が入り混じって飛び交っているのを描いている。抒情的な風景が造形としても成功している。今回の個展の代表作だろう。
森本は四国の宇和島に住んで、長いこと「宇和島シリーズ」を描いてきた。しかし宇和島シリーズは今回が最終回とのことだった。今後どんな展開を見せてくれるのだろうか。
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森本秀樹展「記憶の奥の情景」
2022年5月23に位置(月)―5月31日(火)
12:00-18:00(27日は21:00まで、日曜・最終日16:30まで)
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ギャラリーゴトウ
東京都中央区銀座1-7-5 銀座中央通りビル7F
電話03-6410-8881