東京銀座のギャラリーゴトウで森本秀樹展が開かれている(10月15日まで)。森本秀樹は1951年、愛媛県宇和島出身。ギャラリー汲美をはじめ、ギャラリーゴトウ、小田急デパートなどで数多くの個展を行っている。現在宇和島市在住。
森本はまず色彩が美しい。そして画面は平面的だ。それで思い出すのは、野見山暁治がフランスにいたとき、自分の絵がどんどん平面的になり、そのころ中国の古い水墨画を見て、東洋には優れた平面的な絵の伝統があることを思い出して帰国を決意したというエピソードだ。
森本は油彩で、色彩の美しい抒情的で平面的な作品を作っている。ヨーロッパと東洋をミックスしているような魅力的な造形だ。
・
森本秀樹展
2024年10月7日(月)-10月15日(火)
12:00-18:00(最終日16:30まで)日曜休廊
・
ギャラリーゴトウ
東京都中央区銀座1-7-5 銀座中央通りビル7F
電話03-6410-8881