東京京橋のギャルリー東京ユマニテの高橋常政展「絵画の動的平衡」がおもしろい(9月24日まで)。高橋は1949年東京生まれ、1973年創形美術学校を卒業し、その後ウィーン、ハンブルクにてR. ハウズナー、E. フックスに師事した。青木画廊をはじめ、みゆき画廊、ギャルリーユマニテ名古屋、ギャラリー白、紀伊國屋画廊、ギャルリーユマニテ東京などで個展をしている。
作品と題名がおもしろい。画廊に展示されていたテキストから、
作品「アンジェリコが若冲の虎の絵を描いたら…」は、もしアンジェリコが若冲の絵を見たらどのような影響を受けどんな作品を描くのかというイメージで制作されました。高橋自身が油彩テンペラという西洋的技法を学んだ画家であるということから、日本の伝統絵画の影響を受け、新たに構築されるこの試みは描くイメージやモチーフ、構図などが大きく変化し広がったといいます。
「若い水の龍」と「老いた火の龍」
「物質は物語の夢を見るか」
「アンジェリコが若冲の虎の絵を描いたら、と描いてみる。」
(浮世絵師と野菜、果物のシリーズ)
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高橋常政展「絵画の動的平衡」
2011年9月5日(月)−9月24日(土)
日曜祝日休廊、10:30−18:30
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ギャルリー東京ユマニテ
東京都中央区京橋2-8-18 昭和ビルB1F
電話03-3562-1305
http://g-tokyohumanite.jp/