中澤まゆみ「おひとりさまの終活」(三省堂)を読む。本書は同じ著者の「おひとりさまの法律」「男おひとりさま術」(いずれも法研)の姉妹書。今回は副題にあるように「自分らしい老後と最後の準備」をテーマにしている。
まず老後の収入を考える。そのための就活、税金や保険の見直し、終の棲家の探し方、病気に関する種々のノウハウ、介護の問題と老後の見守りのこと、遺言、葬儀など。老後に関する問題はおおむね網羅されているようだ。
必要な情報とそれらを得るためのデータベースも充実している。これ1冊あれば老後に関して知りたいことは十分だろう。
ただ一つ、少々小さな不満としては、通読するのがちょっとだけ辛かったこと。いや通読するような性格のものではないのだが。必要な部分を参照する内容の実用書なのだ。
実は私は著者とは高校の同級生だった。私は彼女のことを強く憶えているが、彼女は私の記憶は全くなく、本当に同級生だったの? と問われた。当時は今と違ってシャイだったのだ。
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・中澤まゆみ「男おひとりさま術」はお勧めだ(2010年6月18日)
・中澤まゆみ「おひとりさまの『法律』」を勧める(2008年11月16日)
- 作者: 中澤まゆみ
- 出版社/メーカー: 三省堂
- 発売日: 2011/08
- メディア: 単行本
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