ニホンカワウソは絶滅した?

 朝日新聞8月19日夕刊の「環境エコロジー」の「希少種2」でニホンカワウソのことが話題にされている。

 ニホンカワウソは、明治期の中ごろまで全国の河川でみられた。だが、毛皮目的で乱獲され激減。細々と残った四国でも、毛などの生存の確たる証拠があるのは1980年代前半までだ。国はまだ「絶滅」とはしていないが、「90年代には滅んだだろう」と(東京農業大学の)安藤元一教授は言う。
「絶滅の最後の一押しは自然の劣化。60、70年代の高度成長期に魚類が激減したことでしょう」

 おそらくそうなんだろう。私もそのような意見を何度かここに紹介した。


安藤元一「ニホンカワウソ」を読む(2009年2月24日)
ニホンカワウソが好きになったわけ(2009年1月5日)
ニホンカワウソ絶滅(2009年1月2日)
ニホンカワウソの生息数(2006年9月8日)


 それに対して、まだニホンカワウソは生きているという見解を述べている方がいる。高知に住む成川順さんだ。その記事を紹介する。


ニホンカワウソいますか?(上)
 http://www.janjannews.jp/archives/2940353.html
ニホンカワウソいますか?(中)
 http://www.janjannews.jp/archives/2947927.html 
ニホンカワウソいますか?(下)
 http://www.janjannews.jp/archives/2958151.html
ニホンカワウソいますか?(付記)
 http://www.janjannews.jp/archives/2969332.html


 何と頼もしいことだろう。本当に生きていてほしいと切に願う。