東京銀座のコバヤシ画廊で浅葉雅子展「檸檬爆弾」が開かれている(11月8日まで)。浅葉雅子は1982年、女子美術大学日本画専攻を卒業。2003年にKONSTFACK(スウェーデン国立デザイン工芸芸術大芸術専攻)で学んでいる。1996年に銀座スルガ台画廊で初個展、2011年からはコバヤシ画廊で毎年個展を開いている。
浅葉は初め春草の「落葉」などを引用していたが、現在は浮世絵の春画をアレンジして作品を作っている。歌麿などの春画を引用し、現代の風俗などをコラージュしている。春画を引用しているのだが、ソフィストケイトされた作風で、とても上品なものだ。色彩も形も美しい。






(以下奥の事務所に展示)




 画廊正面に大きな作品が展示されている。左右180cmあり、「爽快な破裂」と題されている。今までの浅葉にない強烈な作品だ。
また生成AIで作られた美少女画と春画を組み合わせたものなど、相変わらず知的な操作が面白い。奥の事務所には展覧会のタイトルになった「檸檬爆弾」の小品も展示されている。
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浅葉雅子展「檸檬爆弾」
2025年11月3日(月)-11月8日(土)
11:30-19:00(最終日17:00まで)
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コバヤシ画廊
東京都中央区銀座3-8-12 ヤマトビルB1F
電話03-3561-0515
http://www.gallerykobayashi.jp/