東京高円寺のポルトリブレ デ・ノーヴォで郡司宏遺作展が開かれている(9月20日まで)。郡司は1952年東京都生まれ、始め版画を制作していたが、30年以上前からタブローを発表している。個展は1985年のシロタ画廊をはじめ、空想ガレリア、中和ギャラリー、ギャラリートモス、ギャラリー砂翁、ギャラリーポルトリブレなど十数回行っている。「水彩人」の同人で「人人会」の会員でもあった。人人会では長く事務局を担当していた。昨年11月10日、癌を患っていたが亡くなった。享年68歳。
今回の遺作展では若いころの銅版画が展示されている。銅版画を作っていたのは20代の頃だったという。400kgもある大きなプレス機を所有していたが、友人に譲って以後タブローを制作したという。毎年の人人展ではタブローを出品していた。いずれ他の画廊でタブローを展示する遺作展が開かれるだろう。
このブログでも郡司宏個展を紹介したし、人人展を取り上げて郡司を紹介している。
・Shonandai MY Galleryの郡司宏展
https://mmpolo.hatenadiary.com/entry/20111105/1320495696
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郡司宏遺作展―若き日の銅版画より―
2021年9月10日(金)―9月20日(月)
13:00-20:00(最終日は18:00まで)水曜日休廊
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ポルトリブレ デ・ノーヴォ
東京都杉並区高円寺南3-25-18
電話03-6884-4769
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/portolibre/