ギャラリー1/fの高橋理和展を見る

 東京お茶の水のギャラリー1/fで高橋理和展を見る(7月18日まで)。高橋は1953年京都府舞鶴市生まれ、1972〜73年にスペインマドリッドプラド美術館において模写の勉強をしている。1977年東京造形大学美術学部油絵科卒業。個展は銀座のギャラリー手、ギャラリーQ、なびすギャラリー、ギャラリーゴトウ、小金井のギャラリーテムズ、六本木のShonandai My Galleryなどで繰り返し行っている。






 ギャラリー左側の絵具を流したような2点の作品がすばらしい。右側の壁の作品で、大きな縦長の作品の両側に小さな作品が置かれているものは、この3点でひとつの作品としてみてもらいたいと言う。

 一つ変な作品があった。金色の額にキャンバスが入れられているが、その表面が飛びだしている。これは何ですかと訊くと、抽象作品をこの額に入れると作品が負けてしまう。だから負けないように飛び出させてみたのだとのこと。
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高橋理和展「絵の範囲」
2015年7月8日(水)〜7月18日(土)
11:00〜18:30(日曜・最終日17:00まで)13日(月)休廊
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ギャラリー1/f
東京都千代田区神田駿河台1-5-6 コトー駿河
電話03-3293-8756
http://www.galleryf-1.net
JRお茶の水駅、お茶の水橋口改札より徒歩5分