2011-09-06から1日間の記事一覧

吉行淳之介『暗室』について

丸谷才一『樹液そして果実』(集英社)に吉行淳之介の『暗室』についての小論が載っていた。吉行は私がもっとも好きな作家の一人だ。 吉行さんの作品のなかから1冊だけあげるとすれば、『暗室』だらう。短篇集を逸することができないと言ひ張る人もゐるに相…